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言葉が通じなくても心は
繋がっているからね
噂話は信じていない
君が悪いヤツになんか
見えないんだよ
指を口に当てて言う
「陽が沈んだら会いにおいでよ」
翼広げて |羽搏《はばた》いていった
人目を盗んで出かけた
月に映る君の影
夜になれば迎えの合図だ
飛び乗って大空へ
見つからないように
息苦しい世界 抜け出して
小さな冒険に胸が高鳴っている
言葉が通じなくても心は
繋がっているからね
始まりがあれば終わりもあるって
そんな話をしてた時に
静寂遮った声の主
君の名前を呼んでいるの?
寂しいけれど帰ってしまうんだね
「最後にもう一度
その背中に乗せてよ」
頷くように翼を下ろした
一直線で駆け上がる
天まで手を届かせて
夢みたいな景色広がって
君とならどこまでも行ける
気がするの
誰も知らない御伽話
別れが近づいている
(言葉が通じなくても心は
繋がっているんだよ、そうでしょ?
だから)
結んだのなら|解《ほど》けないように
離れても互いが|解《わか》るようにずっと
これはふたりだけの秘密だよ
いつかまた会えるかな。