Prima Stella

2024 / 03 / 30

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窓から差し込む月明かり
君を連れて出た夜のこと
あの日も澄んだ藍色の天井
見つけた流星
きっと叶うと信じていた
永遠という希望

過ごした日々 宝石のよう
離れ離れでも忘れないよ

朝まだき空仰ぐ
遠く彼方 君を探す
散りばめられた星に願う
いつかまた会えるように、と
それでも立ち直れず
俯いたままの僕を呼んで
瞬いたPrima Stella

記憶は巡って 僕を温めた
寄り添ってくれた君が愛おしかったんだ
今更になって寂しくなる
どうか幸せで 小さく呟いた

さよならは言わない
僕らきっと言葉で表せない絆がある

果てしなき旅を終え
瞳閉じて 君は眠る
揺らめく命の火は淡く
消えてしまう運命だとしても
今は受け入れたよ
君が悲しまないように
前を向けば隣にいる気がしたんだ

これからは見ていてよ
空の上から 僕のことを
振り返らないよ

君との思い出はね
ずっと心の中で光り続ける
涙は流さないよ
また出会えるから
君という名の輝いたPrima Stella