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頭の中を漂う
傷だらけの言葉は
口にしてしまうと消えて
光を失ってしまう
いつからか誰も信じられなくなって
「辞めてしまえ」
心に蓋をした
枯れて落ちた花と重ね
同じ結末を辿るなら
最初から見なければ、と
嘘を吐く
千切れそうな声で 願いを叫ぶ
燃え上がる鼓動が描く景色へ
暗闇を切り裂いて
何度倒れたっていい
立ち上がれ 進め 迷いは捨てて
記憶を掻き分け探した
きっかけはなんだっけ?
思い出していた
触れてみた瞬間に
世界が変わったんだ
今も忘れていなかった
本音が零れ落ちた
揺れ動いた心を 強く抱いて
刻まれた傷跡が 示す彼方へ
消えた足跡を道しるべに
何度挫けたとしても
涙を超えてゆくよ ああ
自分を偽り隠して生きていくほど
器用なことは出来なかったんだ
目が覚めたみたい
終わっていない
終わらせはしない
きっとまだ続いている
受けた痛みも苦しみも
力に変えていけ
胸の奥を揺るがした
小さな勇気と共に
何処までも続く青の下
色鮮やかに私の未来を飾って
(掻き鳴らす群青が
この背中を押していた
描いていく理想が
道となり 紡いでいくんだ)
始まりの合図は鳴り響いていた