文字サイズ
小 (16px)
標準 (24px)
大 (32px)
窓の外は雨模様
少し憂鬱な映画を観ていた
掛け違えたボタンみたいな 心
どこかで間違えていたんだね
代わり映えのない日々は
それは それは幸せで
こうなるなんて私も思ってなかった
真似して買ったレコードも
歩幅合わせ歩いた道も
いかなくちゃ
二人並んだ昨日から
想いを胸にさよならしようね
君がいない明日はきっと
想像もつかないくらい苦しいのかな
窓に咲いた花たちが
どこか私に寄り添ってる気がした
広く感じた部屋のなか
君はもう居ない
なんだか変な気分だ
わかってはいたんだ
遅すぎたんだ なにもかも
些細なことで壊れてしまった未来
君の好きな香水もね
捨てられずに残っているの
いかなくちゃ
二人並んだ昨日から
涙をふいてさよならしようね
泣かないように 振り向かないで
君がいなくても前に進めるのかな
眠れない夜も
|翌《あく》る朝も
君を思い出してしまうから
消えてよ もう
撫でるように優しい声色も
ああ 忘れられたなら
いかなくちゃ
二人並んだ昨日から
自分の足で
前に進められるかな
これからはひとりの日々
私、君に言えてなかった
ちゃんと目を見てありがとう
さよなら